パズル遊びで得られる効果
近年ではテレビゲームやアプリゲームなど、デジタルなゲームが普及していますね。
しかしながら、昔から親しまれているアナログな遊びこそ、子どもにとって良い効果が得られる素敵な要素が沢山あります。
サンライズ育脳教育.comでは、ブロックや積み木、紐通しなどの玩具から得られる効果をご紹介させて頂いてきました。
今回は、お父さんお母さんも体験した事があると思います!
【パズル】についてのお話しです。
1.パズル遊びで得られる沢山の効果
脳科学を専門とされている篠原菊紀教授は、『ジグソーパズルは脳を活性化させる、子どもの成長にはとても有効的な遊び』と仰っています。
色彩判別能力や図形認識能力、空間認識能力などを養う無限の可能性を秘めた知育玩具だとも言われていますが、その他に得られる効果はまだまだあります。
➀観察力
『このピースはどこに当てはまるのかな・・・?』
形や色を見たり、絵の繋がりを考えたり、じっくりと観察する力が養われます。
②想像力
観察する事で『この先はどうなるのかな?』『こういう風にしてみよう!』など、想像する力も養われます。
③記憶力
完成させては何度も壊して、再挑戦!
何度も繰り返し遊ぶ事で、このピースをどこに置くのか・ここにはどんなピースが当てはまるのか・完成したらどんな絵が出来上がるのかなど、記憶する事が出来る様になっていきます。
④集中力
完成させたい!という気持ちから、パズルに夢中になり、完成するまでの集中力を生み出します。
⑤手先の器用さ+手先から伝わる脳への刺激
生後8か月頃から、物をつかむことが出来る様になると言われています。
色々なものをつかむ事で手先が器用になっていきますが、パズルをつかみ取る動作や当てはめる為にピースの向きを変えてみる動作なども、脳への刺激を与えてくれると言えます。
⑥知識の向上
パズルには、描かれている《色・形・文字・絵・物の名前》など、子どもが興味を持つ要素が沢山あり、またパズルから得られる知識も沢山あります。
2.年齢別のおすすめパズル
『パズルって、何歳くらいから出来るの?』『どのような物から与えると良いの?』
など、初めてパズルを選ぶ時に悩まれる親御さんも、中にはおられるかもしれませんね。
物をつかめるようになるのが8か月頃なので、1歳を目安にパズルデビューをされるのも良いと思いますよ。
お子様にパズルをプレゼントされる際に、どの様なパズルがおすすめなのか年齢別でご紹介させて頂きます。
➀1歳・・・型はめパズル
簡単な形のパズルを、決められた枠の中にはめていく簡単なパズルです。
初めてパズルを手に取った際、上手に出来ないと飽きてしまう事もあるかもしれませんね。
しかし、1歳児の頃は色や形・物の名前を覚えながら、パズルに興味を持ってもらえる様に楽しく遊べる事を重視されると良いと思います。
②2歳・・・板パズル
台紙の上にピースを置いていくパズルです。
2~48ピースがおすすめです。
48ピースと聞くと多い様にも感じますが、最初は苦戦しても1度コツをつかむと、どんどん出来る様になっていきます。
③3~4歳・・・板パズル・タングラム
板パズルは、この年代のお子様には36~60ピースくらいが良いとされています。
パズルに慣れ親しんだお子様の場合は、60ピースでは簡単に出来てしまう事もあると思いますので、その場合はピース数を増やしてあげても良いかもしれませんね。
タングラムとは、正方形を7つの色々な形に切り分けたパズルで、組み合わせ方を考えながら提示された形を作るパズルです。
『ピースをどの様に組み合わせたら、この形が出来るのかな?』など、考える力や創造する力も養われます。
3.楽しく取り組んで、パズルを好きになってもらいましょう!
初めて与えられた玩具に興味を示す事はよくあると思いますが、必ずしもパズルに興味を示してくれるとは限りません。
せっかくプレゼントしたのに・・・と思うような結果になる事もあるかもしれませんが、無理強いしてしまうのは良くありません。
出来るだけ興味を持ってもらえる様に、お子様の好きな絵柄やピース数の少ない簡単な物から選んでみられると良いと思います。
また、保護者の方がお子様に寄り添って一緒にパズルに取り組まれ、パズルが楽しいと思える環境を作ってあげてみて下さい。
ピースが上手に置けたり、完成したりした時には沢山褒めてあげると自信もつき、次も頑張ってみようという気持ちも芽生えます。
子どもの成長を促すパズルで、ぜひ楽しい親子時間
を過ごしてみて下さいね