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2018/11/02

味覚は幼少期に作られる

赤ちゃんの味覚の土台は、幼少期である3歳頃に作られると言われています。正常な味覚の土台を作るためにも幼少の頃から色々な味を体験させてあげたいですね。

五味(ごみ)と味らい(みらい)

五味とは「甘味」・「酸味」・「塩味」・「苦味」・「うま味」の5つの味ことを指します。

私たちが日常的に感じる味は、ほぼこの5つの味に分類されます。

味らいとは、舌の上にある味を感じる器官のことを言います。胎児の頃から形成されており、妊娠20週頃には味を感じることができるようになり、生後3カ月頃から味を味わうという機能ができあがると言われています。
離乳食が始まる生後6カ月頃には五味を感じるようになり、3歳ごろには嗜好の土台ができ上がると言われています。

赤ちゃんは「甘み」「塩味」「うまみ」が好き

大人も甘みと塩味とうまみは好きですね。赤ちゃんも同様にこの3つの味が大好き。
甘みはエネルギー源である糖分の味ですし、塩味はミネラルや塩分を含む人体に欠かせない味。うまみは体を作るたんぱく質を含む味です。
また母乳やミルクには赤ちゃんが感じるうまみ成分がたくさん含まれています。

赤ちゃんは苦いものと酸っぱいものが嫌い

赤ちゃんは本能的に苦いものと酸っぱいものが嫌いです。これは、酸っぱいものは腐敗しているもの、苦いものは毒が含まれているものと認識しているからです。
大人になると味のアクセントとしてあえて苦みや酸味を好む方も多いですし、日本には薬味という文化もあります。これはいろいろな味の経験を積んでからできあがる嗜好。赤ちゃんの未発達な味覚は、本能的に苦みと酸味は食べてはいけないものと判断します。
苦みと酸味は、子どものころは苦手でも、大人になってから自然に食べられるようになります。

味覚は幼少期に作られる

赤ちゃんはママのお腹の中にいるときから味を感じています。赤ちゃんは羊水を飲むことがあり、羊水の味を感じています。羊水の味や成分はママの食事が大きく係わっています。

生後6ヵ月頃から離乳食を始め、1歳頃から大人と同じような食事ができるようになりますが、味覚の土台を作る3歳ごろまでは、少しづついろいろな味に慣れさせていくことが大切です。
ただし、赤ちゃんがおいしいと感じる「甘み」「塩味」は依存性があるので味覚が形成される時期にはうす味を心がけましょう。

依存性が強い味覚は要注意

砂糖類や油脂は特に依存性が強いと言われているので注意が必要です。人間が狩猟をしていた時代、めったに食べられない砂糖類や油脂(肉など)を食べると脳が快感を感じ、もっと獲物を捕らえよう、収穫しようと意欲がわくことが要因と言われています。

現代では、砂糖類は油脂はいつでもどこでも手に入るので、本能のまま食べ過ぎてしまうことがあります。
大人になって砂糖類や油脂がやめられないのは、太古の昔からある脳の働きが係わっているため厄介なのです。

子どもを成人病の予備軍にさせないためにも、幼少の頃からの味覚の土台作りはとても重要。それには幼少のころから偏った食生活をしないことが大切です。

一番のお手本は大人です。大人が好き嫌いせずに楽しくバランス良く食べる姿を見せることが一番の食育ですし、正常な味覚の土台を作ることにつながります。