好き嫌いの原因?!
子どもの好き嫌い…。「どうして食べてくれないの?」と食べてくれない理由に悩まされたり、栄養が偏ってしまわないかと心配になることもありますね。
好き嫌いの理由は、子どもによって違います。まずは、好き嫌いの原因を知ろうとすることが大切です。
好き嫌いの原因?!
〇苦いもの(苦味)は毒の味、酸っぱいもの(酸味)は食品の腐敗した味として本能的に認識されることがあり、受け付けないことがあります。
〇食感や見た目、においが好きでない
お肉が飲み込みづらい、ナスやトマトのかんだ時の感触や、魚や牛乳の臭みが苦手。子どもによって感じ方はさまざまです。はじめて食べるものに警戒心を持つこともあり、子どもは五感を働かして食べています。
〇食べた時の嫌な経験やイメージある
味、感触、匂い以外が原因で「食べた後にお腹が痛くなった」「 熱くてやけどをした」など、その食べ物が印象に残ってしまったことで、嫌いの食べ物として覚えてしまうことがあります。
克服法を探そう!
〈美味しさを伝えよう〉
はじめて食べるものや口に入れるのも嫌がる時は、周囲の人が食べている姿を見せて“これは食べても大丈夫だよ”という安心感を子どもに与えます。家族で楽しく食卓を囲む環境が、子どもの食べたい意欲を湧き立てます。
〈調理の工夫〉
はじめて食べる食材が多い離乳食時期は、少量ずつ混ぜて味に慣らせてあげてみてください。食感や見た目、においが苦手な場合は、素材の形や固さ味付けをかえたり片栗粉でとろみをつけたり、刻んでこっそり料理に混ぜ込んでみたりするなどの工夫も良いでしょう。繰り返しの作業で徐々に食べれるようになることもあります。
歯が生えそろっていない時期は、噛みにくさや飲み込みにくさから、食べ物を嫌がることもあるので、そしゃく力を考慮して、年齢にあった形態に調理してあげることを心がけてみてください。