行事食を通して食文化の伝承を~食育~
ご家庭で行事食を食べられていますか?
昔に比べ、取り入れているご家庭が少なくなった行事食も中にはあるかもしれません・・・
サンライズキッズ保育園では、旬の食材を取り入れた行事食を大切にしております。
行事食とは・・・
行事食とは、お誕生日会のように人生の節目をお祝いした食事のことをいいます。
また、年中めぐってくる行事に食べる行事食もあります。
正月・・・おせち料理 土用のうしの日・・・うなぎのかば焼き
七草・・・七草粥 十五夜・・・だんご
鏡開き・・・おしるこ 冬至・・・かぼちゃ
節分・・・福豆
ひなまつり・・・桜餅 ちらし寿司
春のお彼岸・・・おはぎ
こどもの日・・・かしわもち
七夕・・・そうめん
日本の年中行事には、健康長寿を願ったり邪気を払う意味合いの物が多く、子どもたちは願いが
込められた食事を食べることを通し日本の伝統的な行事や、食べ物への感謝の気持ちを学びます。
3月3日のひなまつりは女の子の健やかな成長を願って行われる行事ですが、もともとは季節の
節目に邪気が入りやすいため、邪気を払う意味が込められていたそうです。
サンライズキッズ保育園でも3月3日の献立は“ちらし寿司”が献立のメニューすが、
ではちらし寿司はどんな由来があるのでしょうか。諸説がいろいろあるようですが、
「なれ寿司」という魚に米を詰めて発酵させてお寿司をひなまつりやお祝いなどの際に食べていたと
いう風習があったと言われ、なれ寿司が江戸時代ごろには「ばら寿司」を食べる形に変化して
「ちらし寿司」に近年変化していったと言われています。
3月3日、サンライズキッズ保育園では、ひなまつり会をみんなで行い子どもたちの健やかな
成長をお祝いしました。子どもたちにもわかりやすいように“ひなまつり”がどんな日なのかを
絵本などを使いお話したり、進級や卒園を迎える子どもたちの成長を改めて感じ、これからの
健やかな成長も願う時間となりました。行事食自体がご家庭の食卓に並ぶことが少なくなってきていま
すが、是非ご家庭でお子様と一緒に行事食の由来などをお話しながら一緒に作ってみては
いかがでしょうか。