指差しの大切さ?
前回の「コレハ ナニ?」の記事の写真にも、指差しの場面が沢山ありましたね(^^)
指差しが始まるのに個人差はありますが、だいたい生後10ヶ月頃からと言われています。
また、指差しと言っても4種類も種類があるのはご存知ですか?
今回はそんな指差しについて少しお伝えできればと思います。
4種類の指差し?
指差しは成長に従って【自発の指差し】【要求の指差し】【共感の指差し】【応答の指差し】と意味が変わってきます。
しかし、成長に従ってと言っても、もちろん順番が入れ替わることもあります。一人ひとり個人差がありますので、成長の時期や順番が異なる事があることも、しっかりと理解しておきましょう。
【自発の指差し】は、自分の興味あるものを見つけた時に指をさすことを言います。周囲の環境や物に対しての関心が広がることで、この指差しが出てきます。
【要求の指差し】は、自分の欲しいものに対して「んっ!」「あー」と指をさすことを言います。
【共感の指差し】は、興味のあるものを見つけ誰かに “伝えたい!” “見てほしい” と、心が動かされた時にする指差しのことを言います。
【応答の指差し】は「〇〇はどこ?」などと聞かれた時にする指差しのことを言います。
指差しを引き出すためには?
個人差があるとは言っても、やはり我が子が1歳を過ぎても指差しだ出ない…となると「大丈夫かな?」と心配になりますよね。
でも、実際には2歳の誕生日を間近に指差しをし始めた園児さんともお会いしたことがありますので、一人ひとりに合ったタイミングを待ちましょう。しかし待っているだけではなく、日々の引き出すような関わりの積み重ねも大切になってきます。
一概には言えませんが、指差しを引き出したいなと思った時には、特に1対1でゆっくりと関わることを大切にしています。
絵本を一緒に見ながら、目の前で「これは、うさぎさんだね」などと見せ、分かりやすく声を掛けることで動作を真似てくれることがあります。はっきりと絵の描かれた、子どもたちにとって分かりやすく親しみのある絵本を選ぶとより良いでしょう。
他にもふれあい遊びを取り入れるのも良いかもしれません。
「♪ちーちーこっことまれ」や「♪こーこは とうちゃん にんどころ」などと一緒に指を立てながら取り入れることでも、良い刺激になるのではないかと思います。
よろしければ試してみてくださいね☆
まとめ
指差しは言葉の前の大切な【言葉】です。
指差しに身近な大人が応えていくことで、子どもたちは沢山の言葉のシャワーを浴びて自らの言葉の獲得へと繋げていきます。
指差し1つ1つに意味がありますので、しっかりと思いを汲み取って丁寧に関わってあげたいですね(^^)
個人差はありますが、お家の方が “指差しが出なくて気になるな…” と感じられる場合は、一度専門機関に相談されてみるのも良いかと思います。早くから対応できることで、子どもたちの土台をしっかりと固めることができるのではないかと思いますので、1つの方法として知っておいて頂けたらと思います。