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2020/08/14

「粘土遊び」と「コミュニケーション」!?

子どもたちの遊びのポピュラーな遊びの一つとして多い浮かばれる【粘土あそび】。

保育園のみならず、今や100円均一のお店にも売っているので、ご家庭でも使う事が多いのではないでしょうか。育脳ブログでも何度か粘土遊びを題材にしたものを取り上げさせてもらっていますが、今回は粘土あそびの中で培われる『言語の発達』に特化してお話したいと思います。

 

感触から言葉

感触あそびの材料としても良く取り上げられる粘土、身近で昔から使われている為、どの世代でも子どもたちと一緒に遊び始めることができます。今の時代、スマートフォンでゲームや動画を観ている乳幼児期も多くおられます。時代の進歩により機械が身近にある中で、子育てや子どもの遊び道具としても便利な道具となってきているようです。

しかしその反面、社会性やコミュニケーション能力の育成にも影響が出てくることもあります。

そこで、簡単に準備ができ老若男女問わず直ぐに遊ぶ事が出来る粘土には、子どもたちがその時期に必要な要素が沢山含まれています。

そこで、今回は、言葉(会話)についてどういう関わりがあるか説明したいと思います。

言葉の発達には、まず感じること、乳児さんなら「アッ!」「おお~」「イヤイヤ」など感触を発語します。

次に遊ぶ時の効果音を言葉にし「トン!トン!(粘土を叩きながら)」「コロコロ」「ギュ~」

などの表現を言葉にしてきます。もちろん、最初は関わる大人の真似やオウム返しで意味が分からないまま使っている時期もあるでしょう。しかし、その動作と言葉一緒に行われることで、繰り返し認知していき、自分の言葉として吸収していきます。

○○ごっこ、見立て遊び

粘土の使い方や言葉の発達が進んでいくと、「りんご(ダンゴ)どうぞ。先生食べてもイイよ~」「これ、ヘビさんの赤ちゃんとママなの。今からお出かけ行くよ~」「アンパンマン作って」など、イマジネーションの世界がどんどん広がり保育者や一人でお話しが発展していきます。

ここでは、子どもの世界観を否定するような会話を避けたり、お店屋さんごっこなら周囲の大人がお客さんになったりして楽しいお話の世界を広げてあげることで楽しく会話が広がって行きます。

 

社会性への第一歩

上記で述べた内容だけでも、たくさんの言葉が引き出されていきます。

そこで、次に異年齢の園児が関わる際に、お手伝いの好きな子どもたちには、

「一緒にお団子作ってあげようか?」「ヘビさんどうやって作ったか見せてあげてくれるかな?」など大人が間に入って、子どもたちの遊びや繋がりの仲立ちをします。

そうすることによってイマジネーションの世界から現実の繋がりまで遊びの一連の流れへと広がり、お世話してもらった子どもにとっても記憶として残っていきます。

お世話していた園児さんは実際昨年に一学年上の園児さんから一緒に遊んでもらったことがあり、その記憶と経験が今に生かされているように感じています。