指先を使った遊び~洗濯ばさみで遊ぼう~
保育園ではさまざまな指先を使った遊びを取り入れていますが、その中でも今回は皆さんのご家庭にもある
身近な洗濯ばさみを使った遊びを紹介したいと思います。
洗濯ばさみ遊びの効果
①指先の発達を促す
・洗濯ばさみをつまむ時には、指先を使わないと上手くつまむ事ができませんよね。
私たち大人は簡単に扱う事ができますが、まだしっかりと指先が発達していない子どもたちにとっては、
難しいかもしれません。
そんな時には、初めは柔らかめの洗濯ばさみを用意し大人が一緒に手を添えながら【つまんで開く】
イメージがもてるように『ギューって力を入れてごらん』など声をかけながら一緒にしていくと良いでしょ
う。
またつまむ時には、親指と人差し指の2本だけでも良いのですが、中指も使い3本指でつまむ事で均等に
力も加わり指先も安定してつまむ事ができるでしょう。
このつまむという動作が【脳を刺激する】と言われています。
繰り返しおこなう事で指先が発達し、力を加減をしたり細かな指先遊びが楽しくなるかもしれませんね。
②集中力がつく
・指先を使うという動作は、手元をしっかりと見ながら落ち着いて取り組まないと上手くできませんよね。
洗濯ばさみ遊びでは、【両目で指先を見る】【洗濯ばさみをつまむ】【洗濯ばさみを台紙に挟む】など一つの
遊びの中にもさまざまな動作があります。
子どもさんが楽しく集中して遊ぶ為には、周りの環境づくりが大切になってきます。
★ポイントは3つ★
・座って取り組めるようにテーブルと椅子を用意する。
・周りがあまり騒がしくないように静の活動の時に取り入れる。
・指先の発達に応じてさまざまな種類の洗濯ばさみを用意することで、
自分にあったものが選べるようにしておく。
楽しく洗濯ばさみで遊ぼう
洗濯ばさみを使った遊びはさまざまです。保育園でよく取り入れているのが、タコ・太陽・ウサギなどの
台紙を作り周りに洗濯ばさみを挟む遊びです。
初めは何気に付けていた子どもたちも自分の好きな色を選んでみたり、2歳児さんにもなれば数にも少しずつ
興味を持ち始め『いち・にい・さん』と自分で付けた洗濯ばさみを数えてみようとする姿なども見られます。
その他の遊び方としては、洗濯ばさみ同士を繋げて遊んで『どちらが長いかな』などお友達や保育者と比べっこをして遊ぶのも楽しいかもしれませんね。
また、洗濯ばさみを使った【色当て遊び】も良いかもしれません。
色が分からなくても、楽しく遊ぶ中で自然と色に興味がもてるきっかけになるかもしれませんね。