フラッシュカードの効果から見える遊びの展開Ⅱ
フラシュカードのメリット
フラッシュカードは1枚1秒程度の速度で大量のカードを素早くめくる為、「これは犬、これはいちご」といったように考える脳である左脳はついていけなくなります。
こうすると情報は右脳に直接はいることになり、潜在意識の領域となる右脳が活性化されるようになりましす。単語を理解するようになると言葉の習得にもつながり、成長にも大きく貢献することができます。
そして、動物の名前や果物、色々な言葉を聞くことで子どもの頭の中に自然と絵と言葉がインプットされることで、本物を見てみたいなどの好奇心を育てることにも繋がります。
?フラシュカードの効果?
①右脳の働きを活性化させる。
②多くの情報を(語彙)をえられる。
③言葉と絵を関連付けて覚えることができる。
フラシュカードの効果から見える遊びの紹介
前回に引き続きフラシュカードを続ける事により保育園の子供たちの遊びへの展開が出て来ました。まずはフラシュカードを行うことで集中力がつき【静の活動】への関心が高まりパズル、ひも通し、ポットン落としなどの遊びに夢中になりました。次に語彙力が増えて発語が多くなったことにより言葉をかわす買い物遊び、電車遊びなどお友だち同士がふれあい、一人遊びから社会性を作る見立て遊び、ごっこ遊びへと展開していきました。保育園では1歳児~2歳児まで入り混じりながら楽しく遊んでいます。0歳児もそれを見ながらまねっこをしています。
⁂パズル遊び、型はめ遊びに夢中です。パターンの認識する力がつき考える力がついてきました。
【パズルの効果】
①「手先の発達に役立つ」…手先が発達すれば脳にも良い良い影響が出る。
②「創造力がつく、集中力がつく」
➂「パターンの認識する力がつく、考える力がうく」
④「集中して仕上げる事により達成感を得る」
語彙力が増えて発語を促して一人遊びからお友達との関わりを楽しむ。
⁂電車遊びに夢中です。
線路を組み立てる事から始まり高架橋、鉄橋を付けたり自分の好きな好きなパーツを入れ込むことも楽しいようです。「ぼくはハヤブサ、さきがけを走らせるんだ。」「ぼくは総武線を走らせる」「電車連結させようかな」といったような会話を楽しみながら電車を走らせるときは「ガタンゴトン、ガタンゴトン、カーンカーンカーン」というような擬音語を言って楽しんでいます。
⁂お買い物ごっこに夢中です。野菜を持っているお友達に「ピーマンください。」「はいどーぞ」「次はにイチゴください。」「はい!わかりました」などの言葉のやり取りがあります。もう一つの場面は、「ハンバーガーください。」「はいどうぞ」「ありがとう」のやり取りからハンバーガーを口に運び「あ~おいしい!」「パクパクパク」と食べるまねを、しています。
サンライズキッズでは、【静の活動】から【動の活動】へスムーズに遊びが展開しており、遊びのバランスも良くなってきました。
0歳児から2歳児の遊びの関わりですが縦割り保育の役割を果たして0歳児は上のクラスのまねっこから入り、1歳児と2歳児は言葉のやり取りを楽しんで同じような遊びでも自分の役割を果たす活動をしています。お互いの動きを見ながら、ひとつの遊びが成り立っています。