1歳頃の食の基本
準備から自分で
1歳頃から指先が器用になり始める時期です。
石鹸を出したり、自分で手をこすったり自分でできることがどんどん増えてきます。
ご飯を食べる前の、手洗いや、エプロンを付ける時などには、子どもの背後から両手を持って援助したり
実際にやっている姿をみせたりしましょう。
これから食べるものを確認する
1歳頃になると「あれ食べたい」「これ食べたい」と自分で指をさして気持ちを伝えるようになります。
保育園では成長に必要な栄養バランスを計算し、適した食材を適量用意をします。
が、無理強いはせず、子ども自身が食べたいものを、食べたい量だけ食べれるように援助しています。
安定した姿勢
子どもが落ち着いて食べることに集中するためには、安定した姿勢ができる環境を整えることが大切です。
例えば、椅子の背もたれだけでは安定しない時などには、テーブルと壁などをうまく使って安定した姿勢を確保してあげましょう。
「食べたくない」を受け止める
1歳頃は、「眠い」「食感が嫌だ」「見た目が嫌だ」「サイズが大きい」など食べたくなくなる理由は様々です。そうした時にはなぜ食べたくないのか観察しましょう。食べる環境を変えてみたり、食材の形や大きさを変えてみたり、食器を変えてみたりするなど工夫をしてみましょう。どんな理由があるにせよ、子ども自身が「食べたくない」と主張すること受け止めることは主体的に食べることにつながります。
保育園でも食育活動を行っていますが、家庭でできることもたくさんあります。家庭では、まず子どもと「食」を楽しむこと、食への興味の土台をつくることを第一に考えてください。難しく考える必要はありません。家族で楽しく食卓を囲むことから始めましょう。