子どもを導く大人の関わり方
子どもを導く大人の関わり方
乳幼児期には脳の80%が出来上がると言われています。
この時期の関わりが その後のお子様の成長に大きな影響を与えることは耳にしたことがあるでしょう。
小さいからと諦めるのではなく 社会のルールを子どもなりに理解できるよう伝えみせていくことが大切です。
目まぐるしく過ぎていく日々の生活の中でお子様にしっかりと関わるのは 大変な労力だと思いますが、我が子の未来を見据えて「いま」をがんばってみませんか??
子育てにかける気力の80%こここで発揮しましょう!!
★0歳児★
眠っているだけの赤ちゃんからおすわりがおすわりができるようになり、ハイハイを覚えてやがて自分の足で立ち、歩くようになります。
0歳児の1年は本当にあっという間・・・
初めての育児で赤ちゃんの泣き声に右往左往していませんか?
おなかがすく オムツが汚れる 痛みがある など 赤ちゃんの時期の泣き声には大人の関わりで解消されることの方が多いですね。
たくさんの愛情をかけ不快な気持ちを改善してあげることで大人との信頼関係が育ちます。
まずは、この時期に身体関係をしっかりと築きましょう。
大人が与える愛情は、子どもの成長の土台となります。
喃語を話しだしたら きちんと対応し会話へと導きます。
☆1歳児☆
自分で出来ることが増え、だんだんと自我が確立されていきます。
この時期の子どもたちは、楽しいと感じる事や嬉しいと感じる事に興味を抱き、より探求心が芽生えます。
そのため子どもが興味を持てるような関わり方が必要となります。
衣服の着脱や食事のマナーなど 大人の姿をみて覚えるため大人が正しい知識と必要な環境を整えることが求められます。
まずは、着脱しやすい衣服を選ぶことから始めましょう!
食事では、一緒の食卓を囲んで大人の食べる姿を見せましょう!
自分でできたときには、しっかりと褒めることも忘れないでくださいね。
褒めることで脳内伝達物質のセロトニンが分泌され安定した感情を保つことができます。
そのうえで、状況を的確に判断し解決できる力へと繋がります。
☆2歳児☆
好き嫌いがはっきりしてきて欲求を言葉で伝えることができるようになります。
そうすると大人はその欲求を受け入れる事が認める事だと感じてしまう事があります。この時期に自我だけをとおして 嫌なことを排除することを身につけてしまうと自己抑制力が低くなり社会のルールに適応することが難しくなります。
嫌なこと、苦手な事に迎える力は大人になった時に大いに役立つでしょう。
この時期から「褒める」という行動を「認める」に変えていきましょう!
認めることで、自分が必要な存在だと認識し自己肯定感を高めていくことに繋がります。
少し背伸びしながチャレンジしている子ども達の姿をきちんと認め、見守っていきたいですね。
最後に
厚生労働省告示の保育所保育指針とその解説にも「乳幼児期の発達の特性(特徴)」が示されています。
子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定するとともに、人への信頼感が育つ。
そして、身近な環境(人 自然 事物 出来事など)に興味や関心を持ち、自発的に働きかけるなど 次第に自我が芽生える。
私たちも この自我が芽生える時期を見逃さず 認めていきたいと常に思いながら保育にあたっています。